比戸隣 善葦の引き出し

私、比戸隣 善葦(ひととなり よしあし)が趣味で書いた小説を公開するブログです。作品は全てフィクションなので悪しからず。

(高校生当時の作品です)

 

 

怠慢な日々を過ごしている。

不勉強にも磨きがかかり、反省も一過性、夢も一過性、目覚めれば昼、気が付けば夜。

こんな日々を過ごしてはいけないと、しかし根拠がないが、言い聞かせ、また同じように時間を過ごす。

 

今日は一度、まだ暗い、6時に目が覚めた。

泣いていた。

めずらしくその時分みていた夢を憶えているが、両親、特に父親にとことんに叱られる夢だった。

よほど昔のことが怖いのだろうか。

詰まるところ、自責なのだろう。

気楽なものだ。のんきなものだ。うらやましいよ。

そんな声がどこからも聞こえる。

全くその通りだ。何様だ。被害者顔で、告げ口をするように、こんな風にクソミソに描きなぐったりして、あぁ、イヤだ。いやらしい。

甘えているのだ。可愛そうだと思ってほしいのだ。

醜い本当の姿に気付いているつもりのその心が、美しいとでも思っているのか、え?

 

H27 2 12

 

キザ。 2017 11 30追記